伏見稲荷大社の「お山めぐり」と「スズメの丸焼き」

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お山めぐり

伏見稲荷大社は、子供の時から何度も行ったことがある場所なのですが、特に初詣の時には「お山めぐり」に連れて行ってもらいました。

 

 

「お山めぐり」とは、稲荷神が降臨したといわれる稲荷山の「一ノ峰」~「三ノ峰」の約4kmの道のりを巡拝することです。

 

山中の参道にたつ1万基近い数の朱塗りの鳥居のトンネルをくぐりぬけていきます。

 

とても神秘的な体験です!

 

「稲荷山」

→ 伏見稲荷大社の本殿裏にある標高232メートルの山。一ノ峰・二ノ峯・三ノ峰と三つの峰がある。

 

 

「お山めぐり」には、はっきりとしたゴールのようなものがありません(稲荷山山頂は通過点のような感覚しかない)ので、子供にとっては達成感のようなものが全くなく、ただただ めちゃしんどかったなあ~ という記憶しかありません。

 

今回大阪に行かねばならぬ用事があったので、この苦行に再チャレンジ?!しようと思い立ったのです。

 

 

また、「スズメの丸焼き」についてこれまで何度も気になりながらもスルーしてきて長期間が経過してしまいました。せっかく遠方から参るので、一体どのような味なのかチャレンジしたいと思いました。

 

「スズメの丸焼き」

→ 伏見稲荷名物。元々は五穀豊穣の神のお稲さん、その五穀を食べるスズメを退治する意味で生まれた食べ物だそう。

 

 

京阪電車「伏見稲荷駅」から下車して、まず驚いたのは、早朝にかかわらず外国人観光客が沢山いたことです。

日本人の姿が逆にあまり見当たらん!

 

参道には外貨両替機のようなものがいくつか設置されてもいました。

なんちゃって和服娘(←外国人)も何人か見かけました。

 

 

 

本殿にお参りして「お山めぐり」を始めたのですが、やはりきつい!

最初は、鳥居をくぐりぬけていくという神秘的な感覚をもつことができましたが、いつしか息をつき、ついには膝が痛くなるという状況になりました。特に階段を下っていくときが大変でしたね。

 

途中途中の塚にて鈴を鳴らし拝んでいる私の姿を珍しく思ったのか、若い男性の西洋人?の方が声をかけてきて、びっくりしました!

もちろん日本語ではないので、最初は何を言っているのかわかりませんでしたが、お参りの仕方を知りたいみたいでした。一緒に鈴の前に立ち、鈴を鳴らして(SHAKE!)手を合わせる(PRAY!)ことをしました。

(しまった! 最初に賽銭を入れることを教え忘れました…)

 

いやいや、国際化が進んでいますね~~(しみじみ)

 

 

スズメの丸焼き

へとへとになりながらも、無事「お山めぐり」を完了し、最終目的である「スズメの丸焼き」を食べられるお店を探しました。

 

 

 

「スズメの丸焼き」を出しているお店が「裏参道」に数件あるということを知っていましたので、そのうちの1軒 「お食事処 稲福」さん のお店に入りました(テイクアウトはできないということでした。)。

 

 

お店に入り注文し、しばらくして出てきました。

 

 

 

 

想像していたよりも、少し小ぶりでしたね。

 

女性の若い店員さんが「頭からかぶりついてください。」と言い添えてくれたおかげで、食べ方に迷う必要がなくなり助かりました。

( くちばし と つめ は取って食べないといけないのかなと少し悩みそうでしたからね…)

 

頭からバリバリとかぶりつきました!

一口目は、脳みそでしょうかトロッとした舌ざわりとレバーのような味でした。

頭以外の部分も骨ごとかみ砕いて食べましたが、グロテスクな外見と裏腹に、美味しかったですね。

 

これまで食べたことのない味でした。

 

1串600円ですが、もし伏見稲荷大社へ行かれることがあるときに、食べてみてはいかが?

 

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